山崎賢人主演『陰陽師0』は初登場3位

 そんな『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』と同日に封切られた実写映画『陰陽師0』は初登場3位。平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の伝奇小説『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)の原作者・夢枕獏氏が全面協力し、完全オリジナルストーリーで実写化した同映画では、山崎賢人が“若き日の晴明”役で主演。そのほか源博雅役に染谷将太、徽子女王役に奈緒などが起用されている。

 呪術の才能を持ちながら陰陽師になる気もなく過ごしていた晴明が、貴族である博雅から怪奇現象の解明を頼まれた後、当時の行政機関でもあった「陰陽寮」の陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。

 公開初日から3日間の興収は2億5500万円。全国341館で上映スタートした『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』に対し、『陰陽師0』はさらに多い全国362館で上映されたことを踏まえても、物足りない初動となった。

 なお、『陰陽師0』の鑑賞を終えたネットユーザーの間では、「思ってたより面白かった!」「晴明と博雅のコンビが良い」「バディもの好きな人にオススメしたい!」などポジティブな声もある一方、かつて野村萬斎が晴明を演じた『陰陽師』(01年10月公開)と『陰陽師II』(03年10月公開)を支持するファンの中には「やっぱり萬斎さんは越えられない」といった意見も。

 そのような先入観から「『陰陽師0』見に行くか迷う」「萬斎さんのイメージで固定されてるからな~」などと腰が上がらない層もいるようだ。