総選挙の話題となると、松井は「最後の10回目の総選挙、地元名古屋で初めての開催、でグループ(SKE48)が10周年、いろんなことが積み重なって」と切り出した。松井はその前年は3位。前年1位の当時HKT48の指原莉乃、2位の当時AKBの渡辺麻友は出馬せず。そのため、周囲からも「絶対1位」などとプレッシャーをかけられ続けメンタルに支障をきたしたという。

 松井は総選挙本番で「ちょっといろいろトラブりまして」と振り返り、柏木は「(プレッシャーが)かかってるがゆえの行動とか発言が、そこだけすごい切り取られて、世間にすごい出てたりしてたりしたから」とフォロー。松井は「申し訳ない、本当に申し訳ない」と頭を下げ、「でもその後また休養しちゃったので。メンタル的に本当にキツくって」と振り返った。

 今となってはサラっと話せるようになったという現時点まででのAKBグループ最後の総選挙だが、当日はシャレにならないほどのカオスだったという。

「まず、総選挙投票結果発表前のライブで、松井が当時、HKT48のメンバーだった宮脇咲良に対し、『咲良ちゃんがちゃんと踊らないと、AKBがダメになる』と苦言。松井は、宮脇が前日のリハーサルの時点でちゃんと振り付けができていなかったことから、良かれと思って口にしたようだ。だが、総選挙で宮脇は3位に入ったが、精神的なショックで総選挙後のフォトセッションを欠席したほど。にもかかわらず、プレッシャーから解き放たれて気分が高揚したのか、松井は、囲み取材で宮脇への苦言を得意げに漏らしてしまった。まあ、大半のメディアはその発言をスルーしたので特に問題にはならなかったが……」(総選挙を取材していた記者)

 ところが、その後の松井の感情の起伏はかなり激しかったという。