そんな『テレビ千鳥』の真骨頂が見られたのが、29日に放送された「緊急!!面白キャラを作ろう!!」だった。

 当初、「鯛を釣りたいんじゃ!!」という釣りロケの予定だったというが、この日は「人生で一番雨が降ってる」(ノブ)というほどの荒天で中止に。急遽、差し替えられたのが、過去に何度も放送されている「面白キャラを作ろう!!」という企画だった。

 スタジオ裏に、局内にある衣装や小道具をかき集め、ゲストの芸人がそれらを使って「面白キャラ」に扮し、質問に答えるというもの。ゲストに笑い飯・西田幸治、相席スタート・山添寛、ランジャタイ・国崎和也を迎え、この日は大悟もプレイヤーとして参加した。

『テレビ千鳥』ではしばしば、このように「始まる時点で、どうなるかわからない」企画が行われる。局側からすれば、どうあれ30分の枠を埋めるだけの撮れ高を作らなければならない。だが、『テレビ千鳥』はまるで保険を打っているように見えないのだ。

「これだけの芸人を集めれば、どうにかなるだろう」という信頼と遊び心、それを許され、託される環境が千鳥という芸人に与えられているということだ。当然、若手スタッフではなく加地氏が直接かかわっているという事実も、この自由度に寄与しているに違いない。

 かくして始まった「緊急!!面白キャラを作ろう!!」のお題は「子どもに人気が出る面白ヒーロー」。そこには、大喜利の魅力がすべて詰まっていた。