「やはり、文枝を降板させるのが遅すぎた。2016年、文枝の20年来の愛人という女性が自身のフェイスブックに、文枝が一糸まとわぬ姿でソファに腰掛ける写真をアップする騒動がありました。文枝の処遇をめぐり、降板を含めた会議が行われましたが、そのまま続投。しかし、2018年、今度は50代女性との8年にも及ぶ不倫を『週刊新潮』(新潮社)に報じられると、視聴者から直接スポンサーにクレームが入ったそうです。これをスポンサーから聞いたABCテレビの営業サイドから『このままでは番組を維持できない』という訴えがありました」(前出のテレビ業界関係者)

 なぜ、その時点で速やかに降板できなかったのだろうか?

「番組立ち上げ時に文枝に声をかけたテレビプロデューサーが、まだ健在だったという事情も多分にあるでしょう。しかし、同氏は2021年5月に他界。それで風向きが変わったようです。文枝はのちに、勇退の理由について、自身が高齢であることやトークに出てくるスマホやアプリの話についていけなくなったと言及していますが、後付けの感が否めない。後任について、当時は渡辺徹、中山秀征、笑福亭鶴瓶、宮根誠司といった面々がキャスティング会議にかけられたようですが、関西色がありつつもクリーンなイメージの藤井が抜擢されました」(同)

 果たして、同番組はいつまで続くのだろうか?