◆義父が1人で暮らす中古住宅

古い家
 電子メーカーに勤める穂乃果さんは結婚3年目。結婚後はオール電化で過ごせる注文住宅を建てて快適に暮らしています。

「私は早くに両親を亡くしているので、帰省は夫のほうだけです。夫も両親が離婚していて、母親には新しい家族がいるようで……。なので、お正月の挨拶に行くのは義父が住む実家だけなんですよ」

 義父がひとりで暮らしているのが、夫が育った群馬の一戸建て。現在45歳の夫が5歳の頃に中古で購入したというその家は、かなりの年季が入っているそう。

「外から見てもボロボロな家で、塗装は剥げているし、あちこち壊れているので空き家だと思う人も多いんです。ときどき、通行人にゴミをポイ捨てされるので敷地内も汚れています」