◆プロジェクトの話を聞いたときの印象は「難しそう」

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(C) 2023「イカロス 片羽の街」フィルムパートナーズ
――今回の作品は秦基博さんの楽曲が元になっていますが、最初にこのプロジェクトの話を聞いたときはいかがでしたか?

菅生新樹(以下、菅生):曲を受けた映像作品ってほかにあるのかなと思いました。僕はまったく知らなかったのですが、友人たちにほかの作品の存在を聞いて、こういう作品もあるのかと新鮮に感じました。実際に曲を聴いてインスピレーションを受けた監督たちの脚本というものが、最初はどういうイメージになるのか分からなかったので、難しそうだと思いました。

――菅生さんの出演作品は、枝優花監督の「豚知気人生」でしたが、「イカロス」という曲があのようなドラマになるのか、と思いました。

菅生:そうですね。そもそも秦基博さんは喪失をテーマに曲を作り、作品は喪失と再生がテーマになっているんです。3人の監督が曲の印象を受けているわけですが、枝監督いわくイカロスは神話に出てくるキャラクターで、片方の羽がない喪失を表していると。そこから家族を失っても大丈夫という再生のテーマを足したドラマになっているんです。