一方で『エンタの神様』(日本テレビ系)には数十回出演。『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)でも19戦16勝の好成績で「ゴールドバトラー」に認定されるなど、ネタの強さにも定評があった。

 その後、塚地が映画『間宮兄弟』(06)に主演して映画界の新人賞を総なめにしたことをきっかけに俳優業に本格進出。12年に『はねる』が終了すると、コンビでの活動は減少していった。

「MCにも入らなかった、ドラマにも行かなかった。ゲストだけでやってる人っているじゃない。ゲストだけでやってて、気が付いたらちょっとずつバラエティ、減ってってるね。若い子、出てるねっていう」

 毎年、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)や『キングオブコント』(TBS系)といったメジャー系の賞レースから数組の若手が自動的に供給されているのが、バラエティ界の現状である。その席には限りがあり、当然、押し出される者も出てくる。しかも、その競争は毎年激化していくしかない。

「俺は大丈夫だろうと思ってたの。蛭子(能収)さんも出てたし」