――大会のコンセプトや特色を教えてください。

アーツ キックボクシングのみならず、ムエタイや空手の魅力的な選手を国内外のさまざまな団体から招き、ルールの調整を図りながら、エキサイティングな試合を提供していきます。と同時に、これからの若者を発掘・育成していくことにも力を注ぎます。他の大会にはない特色として挙げられるのは、「世界への扉」としての機能です。僕は世界各国にコネクションがあるため、若くて有望な選手を海外へ連れて行くことができます。10月にはギリシアで招待されている大会があり、その枠を持っているため、アマチュアのいい選手をこれから探し、4人ほど連れて行く予定です。

――『Road to LEGEND』と題された、3月24日の第1回大会の見どころを教えてください。

アーツ メインカードは、パコーン・PKセンチャイムエタイジム vs アリ・ビ―ストに決まりました。パコーンは伝説のムエタイファイター。元ルンピニースタジアム認定ライト級王者であり、元ラジャダムナン・スタジアム認定スーパーフライ級王者でもあります。一方のビーストはドイツが誇る強豪キックボクサー。これまでの戦績は106戦96勝(45KO)7敗3引き分け、3度のヨーロッパ王者を経て3度の世界王者に輝いています。

 当日はそうしたプロフェッショナルファイトを6~7試合行うほか、育成選手によるセミプロ試合を4試合程度、さらには50万円争奪の新人王トーナメントの1回戦も行います。