今回公開されたティザー映像では、シリーズの名シーンで室井のこれまでの活躍を振り返った後、シリーズで警察庁刑事局刑事企画課長・警視長などを歴任してきた坂村正之を演じる升毅と柳葉の新録映像に切り替わり、白髪交じりの頭になった室井が坂村から「長官は、組織などそう簡単に変わるものではない、と。5年もやったんですよ。もういいでしょ」と嫌味を言われる場面が。最後は「あなたはまだ、室井慎次の全てを知らない」という意味深なテロップで幕を閉じる。

 おそらくは2005年公開のスピンオフ映画『容疑者 室井慎次』の続編もしくは新作とみられるが、プロデュースは亀山千広氏、脚本は君塚良一氏、監督は本広克行氏でシリーズ本編と同じ布陣となっている。そのため、単なるスピンオフでは終わらず、ここからシリーズ本編の復活につながっていくのではと推測する声もある。

 実際、昨年12月の時点で女性誌が『踊る大捜査線』シリーズの再始動をスッパ抜いており、その時は「織田裕二が主演する新作映画が2025年公開に向け、早ければ2024年2月にクランクイン予定で、同時に柳葉敏郎主演のスピンオフ『容疑者 室井慎次』の続編の企画も上がっている」という内容だった。そうなると、今回のスピンオフ映画の後に織田演じる青島俊作を主人公にしたシリーズ本編の続編が控えている可能性が高そうだ。

 これに対して、ネット上では「不安もあるけど、大好きな作品の再始動はやっぱりうれしい」「踊るの新作が出るなんて、ただただ楽しみで仕方ない」といった期待の声が。その一方で「FINALで終わりにした方がよかったのでは」「もう年齢的に織田さんも柳葉さんも昔みたいなギラギラした感じじゃないし、無理に続編やらなくても」といった否定的な意見もあり、さまざまな意味で反響を呼んでいる。