◆オーストラリアよりも子育てがしやすい?

大河内えりかさん(仮名・38歳)は、転勤族の夫との間に2人の子どもがいます。1人目はオーストラリアで出産し、2人目出産のときには夫が東京に赴任したため、東京での育児生活をスタートし、その大変さが身に沁みたと言います。

「日本の都会は交通の便もよさそうだし、清潔だし、子育てしやすいのかなと軽く考えていました。けれどそれは大間違いでした」

まだ東京の生活に慣れていない頃、大河内さんは、学生時代の友人が同じく東京に住んでいるとのことで、当時3歳と0歳の子どもを連れて遊びに行くことにしました。

「東京に来てからというものの知り合いもおらず、慣れない生活でストレスが溜まっていました。誰かと話したいと思い、友人の家に遊びに行くことにしました。久しぶりに友達に会えるとウキウキ準備していたんです」