◆そしてコロナ禍に突入した

「3きょうだいの真ん中である甥っ子はそうした違和感が積み重なり、学校になじめず不登校になりました。実際に彼と話しても、混乱している様子がよく伝わってきます。でも姉と母は『頭のいい子だから、先生とか大人の本音をかぎとってしまってツラくなっちゃってるのよ……』だそうです」

世間と家の常識が最も開いてしまったのは、コロナ禍である。

未曽有のパンデミックがある意味、それぞれの持つ価値観をあぶり出す機会になったことは、多くの人も感じていることだろう。

自然派姉202309
「本当によくある話ですが、ワクチンの是非です。難病も虫歯も高次元ヒーリングで治療できると信じている姉夫婦ですから、子どもたちが生まれてから一切のワクチンを打たせておらず、母子手帳のワクチン接種歴ページは真っ白。だからコロナワクチンを子どもに打つなんてとんでもない! と、接種させていません」