芦田は、3年D組の女子生徒・鵜久森叶(うぐもり・かなう)を演じている。真面目な優等生だが、クラス全員からいじめのターゲットにされてしまうという役どころで、初回から繰り広げられたクライマックスのような展開と、6分に及ぶ長尺セリフで視聴者を魅了した。

 芦田は昨年3月放送の単発ドラマ『エンディングカット』(NHK総合)に主演していたが、連続ドラマに出演するのは2017年の『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)以来6年ぶり。しかし『山田孝之のカンヌ映画祭』は本人役で出演するモキュメンタリーで、純粋なドラマ作品となると2016年の『OUR HOUSE』(フジテレビ系)以来、実に7年ぶりとなる。

 『星の子』(2020年)『メタモルフォーゼの縁側』(2022年)など映画にも出演していたが、久々に芦田の演技を観たという視聴者も少なくなく、その演技力に「やはりすごい女優さんなんだなと再確認しました」「あの長ゼリフで、どんどん目を腫らしていくシーン、もらい泣きではなく、少女の辛さに苦しくなりました」「あんまりドラマなどでは見ずにCMなどで見ることが多かったのですが、やはり芦田愛菜さんは別格でしたね」など、称賛が鳴りやまない状況となっている。

 今年から大学生になった19歳の芦田は、『最高の教師』への出演だけでなく、8月26日と27日に放送されるチャリティ特番『24時間テレビ46』でチャリティパーソナリティを務めることも決まっている。