「有吉さんは、基本的に“見守りキャラ”に近くなっていますよね。若手芸人のボケをただただ評価する『有吉の壁』(日本テレビ系)での有吉さんはまさにそうですし、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)にしても『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)にしても、VTRの内容やゲストのトークにリアクションするのが基本で、自分から積極的に毒を吐きに行くことはほとんどない。毒舌キャラから見守りキャラにうまくシフトできているのが有吉さんなんです」(同)

 有吉とマツコは『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で共演中。ここでの有吉はバランサーになっているという。

「マツコさんが毒舌を吐いたり、多少偏った意見を出したときに、そこにうまく乗っかったり、軽く否定したりしてバランスを取っているのが有吉さん。裏を返せば、有吉さんが“見守りキャラ”でありバランサーになったからこそ、マツコさんはずっと毒舌キャラを担うしかないという側面もあります。役割をこなしているだけですが、その結果、立場が徐々に危うくなっているのがマツコさんと言えます」(同)

 また、昨今の地上波番組ではとにかく炎上を避ける方向性に進むケースが多い。その中で、時に偏った意見を発することもあるマツコは、ある意味で“危うい”存在になる可能性もあるという。