文句なしで「今年を代表する曲」なのだが、今回の「日本レコード大賞」では優秀作品賞にノミネートされず。その代わり、メンバーのAyaseが同曲で作曲賞を受賞し、YOASOBIは特別国際音楽賞に選ばれている。だが、ふつうに考えて曲を評価しているのであれば優秀作品賞に選出するはずで、どこか釈然としない状況だ。

 今年の優秀作品賞は「オトナブルー」(新しい学校のリーダーズ)、「唱」(Ado)、「花わずらい」(市川由紀乃)、「NIGHT DANCER」(imase)、「Trigger」(JO1)、「だってめぐり逢えたんだ」(純烈)、「Ditto」(NewJeans)、「Mainstream」(BE:FIRST)、「ケセラセラ」(Mrs.GREEN APPLE)、「サマータイムシンデレラ」(緑黄色社会)の10作品。

 ヒットの一つの指標としてはYouTubeのMV再生数があるが、この中では現時点でimaseの「NIGHT DANCER」の1.5億回、NewJeansの「Ditto」の1億回が上位。しかし、YOASOBIの「アイドル」は3.7億回で段違いの驚異的な数字となっており、優秀作品賞から除外されているのは違和感がぬぐえない。

 これに対して、SNS上では「アイドルが入らなくて、そんなヒットした?って曲とかK-POPとか入ってるのおかしいでしょ」「今年一番の大ヒット曲をスルーするようになったら終わり」「選考基準が意味不明すぎる」「YOASOBIはレコ大なんかに金払う必要ないからノミネートされないんだろ」といった疑問や憤りの声が続出している。