◆「King & Prince」のドリーミーなポップスからの激変

 旧ジャニーズ時代には「King & Prince」として活動していた3人。大ヒット曲「シンデレラガール」は甘く切ないコードとメロディの王道アイドル歌謡でした。グループ名の通り、おとぎ話の国からやってきたドリーミーなポップスだったのです。

 ところが「GOAT」でイメージが激変します。重厚な低音と強烈なアタックが鳴り響くハードコアなヒップホップは世間を驚かせました。日本だけにとどまるつもりはさらさらない。サウンドが物語っていました。

 ビジュアル面も変わりました。キンプリ時代にはキラキラ、ヒラヒラのデコレーションでしたが、Number_iにはそのような甘さは一切ありません。ダークトーンで統一したシックなセットアップスタイルはワイルド。K-POP勢にはないビターな男らしさの打ち出し方が新鮮です。