お礼状の封筒の書き方と例文
お礼状の封筒への宛名の書き方と短い例文をシーン別に紹介します。手紙を介して相手への感謝の気持ちを伝えるためには心遣いが重要。ちょっとしたポイントを覚えるだけで気持ちの伝わるお礼状が完成します。
結婚祝いのお礼状
封筒には必ず新居の住所や連絡先を書きましょう。差出人には旧姓も書いてください。お礼状にはいただきものの感想や二人の近況を入れて、相手との今後の親交についても触れておきましょう。
【例文】
先日は結婚のお祝いを頂きまして誠にありがとうございます。新生活を機に頂いた品を大切に使わせて頂きます。今後とも変わらないお付き合いをよろしくお願いします。
引っ越し祝いのお礼状
封筒には引っ越した先の住所や連絡先を書きましょう。丁寧な言葉を心がけて、自分の言葉で感謝の気持ちを綴りましょう。
【例文】
先日は素敵な贈り物をありがとうございます。私好みのデザインで新居にもピッタリです。ようやく片付けも終わり新生活に少しずつ慣れてきました。今度ぜひ遊びに来てくださいね。楽しみにしています。
出産祝いのお礼状
封筒の差出人は夫婦連名で描きましょう。お礼状の中に赤ちゃんの性別や名前と読み方に触れて近況を報告しましょう。
【例文】
この度は心温まるお祝いをありがとうございました。出産後すぐに娘の愛用品となっています。子供は○○(ふりがな)と名付けました。おかげさまで毎日すくすく成長しています。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
御中元・お歳暮のお礼状
夫宛を妻が代筆するなら夫の名前の横に「内(=家内の意味)」と書きます。共通の知人や友人へのお礼状であれば「内」の下に妻の名も書きましょう。
【例文】
この度は丁寧な品をお贈り頂き誠にありがとうございました。お心遣いに厚く感謝申し上げます。この寒気もさらに強まりそうです(お中元の場合=暑さもさらに強まります)。皆様どうぞご自愛くださいませ。
入学祝いのお礼状
子供本人が書いたお礼状なら差出人は子供の名前、親の手紙も同封するなら差出人は親の名前を書きましょう。学校に通う様子を報告しましょう。
【例文】
入学祝いに(品物)をありがとうございました。大変喜んで○○のお気に入りになっています。無事に入学式が終わり、新生活にも慣れて楽しそうに学校に通っております。今後とも親子共々よろしくお願いします。
インターンのお礼状
定型にとらわれず感想を具体的にまとめるのが◎。署名は名前、大学名、学部、学年を書きましょう。
【例文】
貴社のインターンシップに〇日間参加させて頂きありがとうございました。○○部門を担当して○○への深い見識が必要だと痛感しました。進むべき道が明確になって貴社で働きたい気持ちが一層高まりました。文末ながら、貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
お香典のお礼状
お香典のお返しには気持ちを込めたお礼状を添えましょう。封筒に宛先や宛名は不要。表書きは「御挨拶」か「御礼」としましょう。文章に句読点を使わないのが特徴です。
【例文】
ご丁寧なご厚志を賜り誠にありがとうございます ○月○日に四十九日の法要を滞りなく相済ませることができました
心ばかりの品ですがご受納ください 略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます
※お礼状の封筒の裏書きに注意
封筒の裏書きで忘れがちなのが差出人の書き忘れです。完璧な手紙を送っても誰から届いたのか分からなければ意味がありません。封筒の裏面の右下に必ず自分の郵便番号、住所、名前を書いてから投函しましょう。
ビジネス関連のお礼状では封筒の封じ目に印を付けるのがマナーです。糊で封をしてから「〆」や「封」といった封字を必ず書きましょう。
※表書きだけでなく切手にも注意
ビジネス関連のお礼状でキャラクター切手は×。記念切手や限定切手も避けて通年デザインもしくは季節のデザインを選択しましょう。切手の位置は縦長封筒なら左上、横長封筒なら右上と決まっています。
複数枚数貼るのも×。最小枚数で送るようにしてくださいね。封筒サイズや重さで切手の価格は変わります。判断できない場合は郵便局の窓口で切手を購入しましょう。