『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』26億円突破、一方『鬼滅の刃』は?

 TBS系アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの放送から約20年の時を経て、ファン待望の公開となった『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、2月12日までに累計興行収入26億8400万円を突破。1982年公開の『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』が記録した最終興収23億円を上回ったことで、ガンダムシリーズ劇場公開作品における歴代1位に躍り出た。

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に首位奪還された格好の『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は、累計興収12億5000万円となっている。漫画家・吾峠呼世晴氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた原作『鬼滅の刃』のアニメ映画で、2020年10月公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録(最終興収404.3億円)。

 一方、昨年2月に公開され、最終興収41.6億円をあげた『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、上映開始から2週目の時点で累計興収20億円となっていた。これと比較すると、現在公開中の作品は勢いに欠けるといえるだろう。長らく続いてきた鬼滅ブームも落ち着いてきたということか。