マレーシアの首都は、活気あふれるアジアの大都市のクアラルンプール。日本からも多くの日本人がビジネスや観光に訪れる街ですよね。マレーシアには大都市の部分だけでなく多くのリゾート島もあり、都市も楽しめゆったりとバカンスも楽しめます。そんなマレーシアは日本人の移住したい国として知られています。物価が安く、暮らしやすい。

ここではちょっと長期でマレーシアに住んでみたい!という方に特に気になるのがマレーシアの税金。日本とは違って安いのか?どんなところに注意すべきなのか、まとめてご紹介していきましょう。マレーシアに魅力を感じるあなた、ぜひ確認しておいて下さいね。

気になる税金!マレーシアの基本情報

マレーシアは、日本から飛行機で約7時間。マレー半島南部とボルネオ島北部からなる国家です。首都のクアラルンプールは、近年非常に近代化が進んでいて多民族国家としても知られています。またイスラム教が国教で、マレー系を中心にイスラム教が信仰されています。

 

マレーシアは資源が豊富だから税金が安い?

マレーシアでは、スズ鉱の採掘がさかんです。石炭、原油、天然ガスも産出していて、石炭は世界の1%を占めているのが、マレーシアです。また、日本の天然ガスの20%はマレーシアからの輸入となっています。このように、マレーシアは資源が多いのが特徴です。

マレーシアの税金が安いのは、国営石油会社に財源をたよっていることが挙げられます。しかし石油価格などの不安定さから、政府は石油関連の依存の脱却を図ろうとしています。

 

マレーシアでは年金に税金がかからない?

マレーシアの移住が人気のひとつに、マレーシアで日本の年金を受け取る際に税金がかからないことが挙げられます。老後はマレーシアで住みたい、という日本人が多いのがうなずける制度ですよね。

マレーシアの税金の種類と詳細は?

それでは、マレーシアの税金がどのような仕組みになっているのか順番に見ていきましょう。どのようなものに税金がかかって、また日本では税金がかかるものもマレーシアではかからないものもありますので、必見ですよ。

 

消費税

マレーシアでは、2015年から消費税が導入されていましたが、2018年度になんと消費税が廃止されています。日本では消費税が導入されて以来、上がりっぱなしの状態で遂には10%になりましたよね。そんな日本の状態に比べると消費税がゼロなのは驚きですね。

 

サービス税・物品税

マレーシアでは、消費税がなくなりましたが、サービス税と言われるものがあります。このサービス税は、GST(Goods and Services Tax)と呼ばれるもので、レストランやホテルなどサービスをうけた場合に一律6%の税金がかかります。このサービス税には、会計士や弁護士費用などにもかかります。

物品税とは、特定のものに対してかかる税金のことです。例えば、お酒やたばこなどには、高めの税金がかかります。特にマレーシアでは、国教がイスラム教で公共の場などでは、禁止されていることもあり、他のものより高く感じることが多いです。特に日本人がマレーシアに行った場合に、日本よりも物価が安いからと油断していると、お酒など日本と同じくらいの金額を払うこともありますよ。

 

所得税

マレーシアでは、マレーシアで働いており、年間の収入が5,000リンギット以上ある人に対して所得税がかかります。この所得税は累進課税制となっていて、所得額に対して1%~28%の税金が課せられます。

注意点は、マレーシアの滞在が約半年未満の非居住者に対しては、最大の28%の所得税がかかってくることです。居住者になってから、確定申告で遡って申請することは可能です。

 

住民税

マレーシアでは、住民税はかかりません。なんとも嬉しい制度ですよね。