同日、大谷もInstagramのストーリーズで、同じ女性やチームメイトの山本由伸、通訳の水原一平さんらと撮影した写真を、韓国語で「待ち遠しい」というメッセージを添えて投稿。大谷は女性について言及していないが、球団公式SNSが「妻」と断言したことから、先日入籍を発表した結婚相手だとみて間違いないだろう。女性は身長193センチの大谷と並んでもさほど差がない長身で、180センチ近くありそうに見える。

 かねてから、大谷のお相手は元バスケットボール選手の田中真美子さんではないかと騒がれていたが、今回の写真公開によってアメリカや韓国などの海外メディアは「大谷の結婚相手はバスケットボールのスター選手だった田中真美子さん」などと実名で報道。日本でもSNSで「田中真美子さん」がトレンド入りした。

 結婚相手をめぐっては、大谷が2月末に結婚を発表した際の囲み取材で、お相手について「いたって普通の日本人の方」などと言及したのみで、素性は明かされていなかった。しかし、世間やメディアの関心は高く、複数の週刊誌が妻を特定しようと動き、テレビ業界でもオファー合戦が始まり、一部のキー局が「大谷の妻をテレビに出せたら金一封を出す」と局員にはっぱをかけたとも報じられた。

 報道が過熱しそうになっていたところに「さらっと」写真が公開されたことで、世間やメディアの「知りたい」欲が満たされ、結婚をめぐる騒動は沈静化しそうだ。この状態なら大谷は余計なことに煩わされず、野球に集中することができるだろう。妻のプライバシーに配慮しながらマスコミをうまく制御するという、完璧な対応といえそうだ。

 この対応と対照的だったのが、羽生結弦の結婚発表だった。昨年8月にSNSで結婚を突如発表したが、結婚相手との馴れ初めや交際期間、年齢、性別、国籍、一般人かどうかもすべて情報が伏せられた。お相手への配慮とされたが、会見やメディア対応も一切なかったことで「どんな女性なのか」と探るマスコミの報道が過熱した。