この記事では、知っておくとちょっとした判断に役立つ「お金にまつわる4つの法則」を紹介します。20代はお金との付き合い方を学ぶ大切な時期です。「お金にまつわる法則」を知って、賢くお金と付き合いましょう。
知って得する「お金にまつわる4つの法則」
それでは早速お金にまつわる法則を4つ紹介していきます。プライベートではもちろん、ビジネスの場面でも活用できる法則も多いので、ぜひ参考にしてください。
パーキンソンの法則
パーキンソンの法則とは、収入が増えれば支出も増えるという法則です。当たり前と感じるかもしれませんが、この法則を理解して、支出を増やさないよう徹底するのは、かなり難しいといえるでしょう。
多くの人は、年収が上がると、手取りの増加以上にお金を使い込んでしまう傾向があります。日本では累進課税という仕組みで所得税が決まるため、年収が上がるほど税金の負担は重くなります。これを考慮できずにお金を使うと、年収が上がるほどお金がなくなるという悪循環に陥ってしまうでしょう。
年収が増加した時ほど税金の負担割合が上がることを理解し、散財することがないよう財布のひもを締めなければなりません。
72の法則(複利の効果)
72の法則とは、複利で資産を運用した場合に資産が2倍になるまでにかかるおおよその期間を計算できる簡単な式です。下記の式を見てみましょう。
72÷金利(%)≒お金が2倍になるまでにかかる期間(年)
例えば、金利5%(複利)で運用した場合、何年で資産が2倍になるでしょうか。計算式に当てはめると下記の通りです。
72÷5%=14.4年
仮に、100万円を年利5%(複利)で運用した場合、およそ14.4年で資産が2倍の200万円に達することがわかります。また、式は下記のように変形することも可能です。
72÷お金が2倍になる期間(年)≒金利(%)
例えば、20年でお金を2倍にしたいと考えたら、金利何%で運用すればいいでしょうか。計算式に当てはめると下記の通りです。
72÷20年=3.6%
20年でお金を2倍にするには、3.6%(複利)で運用する必要があることがわかります。
なお、この計算式は複利効果を含めた計算式です。複利効果とは、投資で得られた利益をさらに投資に回すことで資産形成の速度がアップすることをいいます。つまり、投資で得られた利益を使うことなく、再投資に回した場合の金利・資産形成にかかる期間ということです。
実際に計算すると近い値が出るので、複利計算サイトなどで検証してみてください。