水がきれいなエリアはグルメも豊富

東美濃エリアの自慢は自然景観や宿場町だけではありません。水がきれいな地域ということもあり、さまざまな美味しいグルメを楽しむことができます。


▲東美濃エリアだけでも100を超える店舗が提供している「五平餅」

特に、うるち米を潰してまるめたものを串に刺し、味噌や醤油をベースにクルミやゴマを入れたタレをつけて焼き上げる「五平餅」は中部地方の山間部に伝わるご当地グルメとして全国的に有名。五平餅にも種類がさまざまあり、一般的によく知られるのは平たい「わらじ型」ですが、東美濃エリアでは3〜4個が連なった「だんご型」を提供しているお店も多く見られます。店によってタレの味が違うのはもちろんのこと、隠し味もそれぞれ個性があるので、食べ比べするにもピッタリです。

また、東美濃エリアには日本酒を作っている10の酒蔵があります。


▲土地の豊かな食材を活かした地酒も見逃せません

江戸時代中期に創業した「株式会社三千盛」の代表銘柄である「三千盛」は、食事に合う日本酒として全国的な知名度を誇っています。他にも、中津川市にある二ツ森山の中腹に酒蔵を構える「恵那醸造株式会社」の「鯨波(くじらなみ)」など、食事に合わせた地酒を選ぶこともできるので、好みの一杯を探してみてはいかがでしょうか。

地域の銘菓としては「栗きんとん」が人気。「栗菓匠七福」「御菓子所 川上屋」「すや」など、名だたる栗銘菓の本店が置かれているため、お土産に買って帰ることをおすすめします。


▲栗を使った銘菓は東美濃エリアの人気お土産

基本的に「栗きんとん」そのものは秋から冬にかけての季節限定の商品ですが、わらび餅や干し柿と組み合わせたものなど、栗の旨味を楽しめる通年販売の商品も多くありますよ。

一般的なイメージでは「中山道」といえば、長時間歩く必要がある場所ということで体力に自信がない方は敬遠しているかもしれません。実際には、全てを歩く必要はもちろんなく、行きたいスポットをピックアップして楽しむことも可能となっています。

ぜひ今回紹介した気になるポイントをチェックして、東美濃エリアの歴史ある風情に触れる旅をしてみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>

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