◆部屋の掃除中に自分のものではないピアスを発見!

「ピアス」
 そんな苦労はあったものの、スタートした結婚生活は幸せそのもの。圭司さんは交際時と変わらず優しく、春子さんのことを大切にしてくれました。

 しかし、新婚生活が始まって4ヶ月ほど経った頃、春子さんは部屋の掃除をしているときに自分のものではないピアスを発見。自分が家にいない隙を見計らって、夫が他の女を連れ込んでいるのかと思い、ショックを受けました。

「すごく悲しかったし、結婚したばかりなのに、もう離婚しちゃうのかなとかいろいろ考えました。しばらくはひとりでモヤモヤしていましたが、それでは何も変わらないから、勇気を出して夫を問いただすことにしたんです」

 ところが、ピアスを見せられた圭司さんは驚き、「浮気なんてしてない。身に覚えがまったくない」と反論。嘘をついているようには見えなかったため、春子さんはいったいどういうことなのかと頭を抱えました。

 無言の時間がしばらく続いた、圭司さんの態度に変化が。「……ひとりだけ心当たりがあるやつがいるかも」と誰かに電話をし始めたのです。

 やっぱり浮気をしていたんだ……。そう思い、春子さんは「スピーカーで話して」と要求。すると、電話口から聞こえてきたのは義妹の声でした。

「夫がピアスの特徴を説明すると、義妹は自分のものだと認めました。どうやら、義妹は私が仕事でいない日を夫に聞き、『お兄ちゃん家に行ってもいい?』と、何度もねだっていたみたいです」