ただ、完全に独立してしまうと「嵐」の名前が権利上使えなくなるとみられる。実際、Kinki Kidsは堂本剛が3月いっぱいで事務所を退所したが、相方の堂本光一はトーク番組で「2人とも退所すると権利の問題でKinki Kidsの名前は使えなくなる」と明言していた。Kinki Kidsは光一が事務所に残留したことで、グループとして現在も存続している。
嵐についても、櫻井や相葉がジャニーズ性加害問題の影響で仕事が激減したこともあり、ソロ活動では事実上の独立という形を選ぶ可能性がある。一方、松本はSTARTO社の船出を記念したドームコンサートで演出に名を連ねており、そのまま新会社に加わるのではないかとみられている。そうなれば、嵐をグループとして残すことは可能だ。
複数のメンバーが独立状態になると嵐の活動再開が難しくなりそうだが、5人で新会社を設立したのはメンバーたちが「嵐の復活」を見据えている証拠だろう。長らく休業中の大野も加わっているのだから、活動再開への思いはメンバー全員の総意といえそうだ。
一時は絶望視されていた嵐の再結集だが、デビュー25周年を迎える11月3日あたりに大きなサプライズが期待できるかもしれない。