設立の理由や経緯として、「1999年にデビューし、この2024年は25周年の年にあたります。メンバーも全員40代を迎えました。これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい。そして何よりも、日々応援して下さるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい。そんな想いから5人で何度も何度も話し合い、会社を設立致しました」と説明。

 さらに「一方で、我々5人だけで出来ることには限界もあります。これまで共に歩んできたスタッフの力も時に借りながら、未来を描くための準備を進めていけたらと思います」とつづり、デビュー25周年への言及や「未来を描く」という言葉からは、ファン待望の「活動再開」を含めた今後の新たな展開を予感させる。

 同日、櫻井は同じくSTARTO社の公式サイトで「私、櫻井翔はこの度、ホームページを立ち上げますことを、ご報告申し上げます」と発表。「本日4月10日、正午に開設致しますが、このホームページは”お仕事の依頼や問い合わせ窓口”としての機能のみを有するものです」とし、個人ホームページはあくまで仕事の窓口の役目で、ファンに向けたお知らせや個人ブログは今までどおりの形式だとしている。開設された個人ホームページには、全身黒でそろえたスーツ姿のアーティスト写真などが掲載された。

 嵐が5人で新会社を設立しただけでも大きな動きといえるが、櫻井が「仕事の依頼や問い合わせ窓口」としての個人ホームページを立ち上げたというのは意味深だ。旧ジャニーズ所属のタレントがSTARTO社とエージェント契約を交わし、STARTO社が新たな仕事の窓口になるとみられていたからだ。

 櫻井が仕事の窓口として個人ホームページを開設したとなると、事実上の独立状態になるのではないかとも想像される。すでに二宮は嵐に所属したまま昨秋に独立しているが、他のメンバーたちもSTARTO社ではなく新会社を基盤として今後活動するのではないかと指摘されているようだ。