鬼塚が“令和ナイズ”されていたことには賛否ありそうだが、だからこそ「家族で安心して観られた」という意見もあり、今回の新作はおおむね好評だったようだ。

 視聴率的にもドラマ不振が続いているフジテレビで今年トップクラスの数字で、この成功を受けて早くも「次の続編スペシャルや連ドラ化、映画化が見えてきた」との声が上がっている。フジにとって確実に高い支持を得られる作品は貴重で、今後の展開を考えないはずがないとみられているようだ。

 くしくも先日、フジテレビは同じ90年代に誕生した大ヒットドラマ『踊る大捜査線』プロジェクトを12年ぶりに再始動させ、今秋に柳葉敏郎が演じる室井慎次をメインにしたスピンオフとみられる新作映画を公開すると発表している。『GTO』がこの流れに乗る可能性は十分にあり、今後の新展開が期待できそうな気配だ。