そんな中、なぜか歌手でタレントのあのちゃんの株が上昇しているようだ。昨年6月、あのちゃんは日本テレビ系バラエティ『ぐるぐるナインティナイン2時間SP』の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」でピン子と初共演。冒頭、あのちゃんはピン子の印象について「めっちゃ鬼」と答えて周囲を驚かせ、緊張した空気が走った。

 あのちゃんはタメ口でピン子と話し、共演者たちは冷や冷やしている様子だったが、物怖じしない態度が逆によかったのか、2人は次第に打ち解けるように。終盤には、ピン子が「かわいいね、これ」とイヤリングを指さし、あのちゃんが「そう、これクマさん」と答えるなど、友だち同士のような会話をするようになっていた。あのちゃんの存在が影響したのか、この日のピン子は周囲を困らせるほどの暴走はなし。そのため、ネット上では「あさイチで誰も止められなかったピン子を抑え込んだあのちゃんスゴい」といった声もあり、株が上昇しているようだ。

 初共演後、あのちゃんはラジオ番組で、南海キャンディーズ・山里亮太から「ピン子さんとその距離感で仲よくなれるってすごい」と言われ、「芸人さんとか過剰にビクビクしてる」「そういう大人の空気みたいな。みんなビビり散らかしているっていうのが、意味わからない。だって同じ人間じゃん」と返答。もしタメ口などで怒られたとしても「もう関わらなきゃいい」という考え方で、誰に対しても同じ態度なのだと明かしていた。

 そう考えると、周囲が腫れ物扱いで過剰に委縮していることがピン子の暴走を助長させてしまっている部分もあるのだろう。「ピン子の扱い方」としては、あのちゃんのように物怖じせずに接するのが一つの正解といえそうだが、それができるほど度胸のあるタレントはあまりいないのかもしれない。