ところが、ピン子は失敗しないニットの洗い方の話題で「私、洗濯機で洗えないセーター買わないもん。大丈夫なのしか買わない」と身もふたもないことを言い出し、洗濯表示マークについても「そんなもん分からない。そのまま入れちゃう」と口をはさみ、そのたびに進行が止まった。

 進行役の副島淳が狼狽しつつ必死に説明してもピン子は意に介さず、MCの博多大吉も「副島くん、頑張れとしか言いようがない」とお手上げ状態。洗濯表示マークが複雑で分からないという人のために、マークを選ぶとおすすめの洗い方などを教えてくれる便利なアプリが紹介されたが、ピン子は「はっきり言って70(歳)過ぎのばあさんに分かるわけないわよ」「一番いいのは買う時に洗濯できますかって聞くこと」とバッサリ。大吉が「番組がね、若干若い目の方にね」などと、ピン子より若い人向けの情報だとフォローするも、ピン子は「あらごめんなさい、私は年寄りの番組だと思って見ておりました」と切り捨てた。

 あまりの暴走ぶりに視聴者も困惑し、SNS上では「いちいち偉そうに口をはさんで話が長いし、イラついてチャンネル替えた」「コールセンターの人とかを困らせる、話を聞かない高齢者の見本みたいだった」「副島くんが可哀想すぎ。生放送に泉ピン子を出した番組もよくない」などと批判の声が相次いだ。その一方で「ピン子さんは高齢者の意見を代弁してると思う」「態度が傍若無人だから批判されるけど、言ってることは正論では」といった意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 ピン子といえば、TBS系ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』で長年共演してきた、えなりかずきから「共演NG」を出されたと伝えられたことがあり、同局系で昨春に放送された橋田壽賀子さん追悼ドラマ『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』のキャスティングから「外された」と報じられるなど、周囲との軋轢を指摘する声が絶えない。今回の暴走ぶりを見ると、そうした一連の報道も「さもありなん」と思えてくる部分がある。