そんな北野監督は、絶好の宣伝チャンスを不意にしていたことが一部メディアで報じられている。

「NHKが大みそかの『NHK紅白歌合戦』にたけしの出演を目論んでいたそう。今年の紅白は、旧ジャニーズ勢の出演がゼロとなり、視聴率を維持するために例年以上に“仕掛け”が必要。そこで、大河ドラマ『どうする家康』と『首』のコラボ企画が持ち上がっていたようです。しかし、司会の有吉弘行をたけしが認めていないということで、実現することはなかったとか。たけしといえばバラエティー番組のギャラが1本300万円とされており、最近はそれに見合う視聴率も取れていないことから、テレビマンの“使いたくない大物タレント”に名前が挙がっている。レギュラー出演している『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)や『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)も来年は安泰ではなさそうなだけに、ノーギャラでもTV番組に出まくって存在感を見せつけたほうが得策な気がしますが……」(テレビ関係者)

 11日には『首』のキャストである大森南朋が『ごぶごぶ』(MBS)に出演し、北野監督に叱られたエピソードを披露している。他にも西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、浅野忠信など個性派俳優がキャストに名を連ねているが、宣伝は監督の代わりに出演者全員がフル稼働することになるのだろうか。