『アウトレイジ 最終章』以来6年ぶりとなる北野武監督最新作『首』が11月23日に封切られるが、関係者は「大コケ」にならないかと戦々恐々だという。

「本能寺の変」を題材にした同作は、構想に30年間を費やしたという壮大なエンターテインメント。バイオレンスと笑いの“北野ワールド全開”という触れ込みとなっている。

 しかし、公開を間近に控えているにもかかわらず、前宣伝はやや盛り上がりにかけている印象。その理由を映画ライターが耳打ちする。

「脚本・編集・監督・主演を務めたたけしが宣伝に協力的ではないようなんです。しかも、出演するならそれなりのギャラが必要とのこと。通常、宣伝で出演するタレントに対しては、お気持ち程度のギャラが発生するケースはあっても、基本的にはノーギャラが通例。それでも作品愛があるから監督、出演者は協力を惜しまないのですが……。製作母体のKADOKAWAはたけしサイドと契約で揉めたとの報道も出ていましたが、たけしの番宣稼働がうまくコントロールできていないのかもしれません」