夫が原因で妻が体調不良に陥る“夫源病”。SNSでは夫への愚痴と共にハッシュタグが飛び交う。今回は、昭和脳の夫に頭を悩ませる溝内沙織さん(仮名・40代)に話を聞いた。これといったきっかけがないのに、放っておくと離婚にもなりかねない原因不明の病とは?

◆典型的な昭和脳の夫に疲弊

夫源病
溝内沙織さん(仮名・40代)
「長年、慢性的な寝不足で、めまいや吐き気に襲われています。イライラから、つい子どもたちに八つ当たりして、自己嫌悪に。心療内科では『うつ予備軍』と言われ、漢方薬を出されて終わりでした」

 介護士の溝内沙織さん(仮名・40代)は語る。

「夫とは8年前に子連れ再婚。出会った当初は頼りがいのあった夫は、実は典型的な昭和脳。ワンオペ育児は当たり前で、『おい、お茶』と言えば勝手にお茶が出ると思っている。感謝や労いの言葉は皆無ですね。

 また妊娠中、つわりがひどくて横になっていると、『ダメな嫁だから』と義理の両親に告げ口をしたことは、今でも忘れられません」