一時期は『アメトーーク!』の「徹子の部屋芸人」も話題になったが……

「ここ数年の視聴率は世帯5%、個人2%程度で特に上がり目はなく、これが限界なのでしょう。一時期は『徹子の部屋芸人』という名称で、『アメトーーク!』(同)にフューチャーされましたが、あれはテレ朝側からの要望で、特集してほしいというリクエストがあったから。これにより、芸人のギャグや漫才を黒柳が鉄仮面のごとく冷淡な表情で見つめるさまが面白いと話題になったものの、現在は落ち着いています」(テレビ業界関係者)

 また、ゲストも初登場の著名人が少なくなり、何度も来るケースが多くなっている。そのたびに初登場回や印象的な過去回などのアーカイブを流すのが定番化しており、目新しさがなくなりつつある。

「通常のトーク番組は、なんとか手を替え品を替えして新しいネタを探すもの。アーカイブを再放送のように堂々と流せるのはこの番組くらいでしょう。とはいえ、ゲスト本人も、若かりし頃の映像を見られるのはうれしいと思いますし、新しいスタイルといえばそうなのですが」(同)

 現在90歳の黒柳。『徹子の部屋』の最終回には、歌手の松任谷由実をゲストに迎えると公言しているが、その日が来るのはまだまだ先であってほしいと願わずにはいられない。