8日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、若い女性がホストにハマって多額の売掛を抱え、風俗などの仕事をせざるを得なくなる問題を掘り下げ。

娘がホストにハマった母親の訴えも紹介し、司会の谷原章介さんは政治的介入の必要性についても言及しています。

■売春強要に繋がりがちな「売掛金」とは

この日の番組では、「ホストクラブに通う女性」「現役のホスト」「ホストクラブに人生を狂わされた娘を持つ母親」「被害者支援団体」をそれぞれ取材。支払い能力のない女性が大金をつぎ込んでしまうシステムや問題点について、議論されました。

5日、歌舞伎町では、ホストとみられる男性をカッターナイフで刺したとして20代女性が逮捕。女性は男性に大金を貢いでいたとみられ、刺された男性は全治2週間ほどのけがで命に別状はないと報じられています。

そんな問題を受けて、犯罪や売春強要などの問題に繋がりやすい「売掛金」のシステムの是非について議論が巻き起こっています。

■ホストにハマりやすい女性の特徴とは

同番組が入手したホストクラブの伝票には、「1,599,000」という金額が記されていました。上記は俗に「青伝」と呼ばれる売掛伝票で、会計を後で支払う約束をした時に渡されるもの。

この伝票は業界の中でも問題視されており、大阪のホストクラブ社長は「社会問題になっている。自身の店では売掛を推奨せず、女性が借金してまで店通いをしないよう注意している」と証言しています。

さらに、ホストにハマりやすい女性の特徴として「自己肯定感が低い」という傾向が挙げられ、「全部肯定して女の子を承認して自尊心を上げてあげる」というテクニックも明かされました。