11日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、2歳男児を車に置き去りして死亡させたとして、祖母が逮捕された事件を報道。

様々な不運が重なって起きた痛ましい事故に、弁護士の橋下徹さんは法律の観点から私見をのべました。

■父方の祖父は悲痛な思いを吐露

9日、岡山県の駐車場に停められた車の中で、2歳男児がぐったりしている状態で見つかり、死亡が確認されました。

報道によると、車内に置き去りにしたとして母方の祖母が逮捕され、勤務先の駐車場に停めた後に、「考えごとをしていて忘れてしまった」と容疑を認めているとのことです。

同番組では、亡くなった男児の父方の祖父を取材。父方の祖父は「わしのほうが死んでもいいくらい。代わりにな」と悲痛な思いを吐露。

同時に、「たまたまその日に限ってパニクってど忘れしてしまったという話であって、悪い人間でもなんでもない、気心の優しい…」と、母方の祖母を責めることなく語っています。

■古市「誰かをを責める気にはなれない」

父方の祖父は続けて、傷害致死の疑いで逮捕された母方の祖母に対し「忙しいことがあってその日になにか考え事をしていたのではないか。わしら以上にかわいがってくれた」と、気遣いの言葉も漏らしています。

さらに、保育園では男児が登園していないことを把握していたものの、土曜日ということもあり「家にいると思っていた」と家族への確認ができていなかったそう。

社会学者の古市憲寿さんは「誰かを責める気にはなれない事件だなって、一昨日というと土曜日ですよね。もしかしたら、平日と土曜日はイレギュラーだったかもしれないし。『家にいるかな?』と保育士が思っても仕方がない状況かも…」と、私見をのべています。