■特徴3:家族の中にお金にルーズな人がいる

お金の使い方がルーズな人が家族にいる場合も危険です。例えば、以下のようなものです。

  • 何かとコンビニで買い物をする
  • 移動でタクシーを使う
  • カッコつけてすぐ人に奢る
  • 目的なくカードローンを使う

収入が減る老後にその癖が抜けないと、どんどん貯蓄が減っていきます。夫婦のうちどちらかが貯蓄に励んでも、お金を使う人がいる限り家計は改善されないので、一度お金の使い方について話し合う必要があります。

■破産しないためには何をやればいい?

老後破産しないためには、現役時代からの資産形成が大切です。これから資産形成を始めるのであれば、2024年からはじまる新NISA制度を活用した運用も有効な手段です。

新NISAの運用益は非課税です。しかも、分散投資ができるつみたて投資で長期運用するほど複利の恩恵を受けられるので、少額の積み立てであっても早く運用を始めるのがおすすめです。

なお、現行のNISAは新NISAに引き継がれます。年明けから始めたい場合は、年末年始に申込が殺到してスムーズに運用開始できない恐れがありますので、今のうちにNISA口座の作成をするのをおすすめします。

老後破産を防ぐためにも、ぜひ計画的に老後資金の準備を始めましょう。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。