◆仕事を休んで出席することはできない

「4年前、同じ大学だった女友達から結婚式の案内状が届きましたが、封を開けてみるとなんと開催日は平日。休日なら出ようと思いましたけど、さすがに仕事の事情もあって欠席にチェック。お祝いのメッセージと出席できないお詫びの言葉を添えて戻しました」

 そう話す野下冬香さん(仮名・33歳)の職業は専門学校の講師。有給休暇を取ることも可能でしたが、休んだ場合、授業は自習になるので結婚式に出ることはどうしてもかなわなかったといいます。

「これがまだ最近増えているナイトウエディングならよかったんですけどね。あれは始まるのが夕方以降ですし、仕事が終わってからでも参加できますから。もしそれだと間に合わなかったとしても終業前の1~2時間はデスクワーク中心で講義が入っていないため、早退することもできました。でも、平日の午前11時スタートじゃ逆立ちしたって無理です(苦笑)」

 いずれにしても欠席で返信した時点でこの話は終わったと考えていた冬香さん。代わりに結婚祝いのプレゼントを贈ろうとは思っていたそうですが、招待状を返信してから約1週間後、この友人からLINEのメッセージが届きます。