「最近の同番組を見ていると、未来について占うというよりも、基本的には出演するタレントのプライベートの様子や過去の言動などにスポットを当て、そのうえで、占い師がなんらかのアドバイスをするというパターンになっている。

過剰に断定的にならないようにしている部分が見え隠れしますし、制作サイドもそのあたりは相当配慮しているのでしょう。“占い師が言い当てる”というより、“番組スタッフがよくリサーチしたな”というエピソードも多い。事実上、占い番組というよりも、人生相談番組に近いと思います」

 つまり「占い」を軸にしつつも、実際には有名タレントによる“トークバラエティー”のスタイルとなっているわけだ。このスタイルで、フジテレビには大きなメリットもあるという。

「現在出演するゲストは、映画やドラマなどの宣伝をするケースがほとんど。だからこそ、有名なタレントも多く出演する。宣伝を名目にしても人気タレントが多く出演してくれれば視聴率につながるし、そこでの発言がネットニュースに取り上げられることも見込める。