人気の俳優、タレント、スポーツ選手などのもとに有名占い師が出向き、そこで占っているVTRを水野美紀、沢村一樹、池田美優(みちょぱ)の3人がスタジオで見届けるという内容。おおよそのバックボーンがわかる有名人に対する占いということで人気が出たのは事実だが、実は批判的な声も少なくない。

「コンプライアンス遵守の流れの中では、確証のない情報を発信して、危険や恐怖を煽るような内容の番組は避けられる傾向にあります。実際今はオカルト、心霊、超能力などの非科学的なテーマの番組が激減しており、占いについても同様。

“運気”がどうのこうのなんていう、科学的根拠がまったくない話をしたり、“このままだと不幸になりますよ”などと不安を植え付けたりする番組は、かなり危うい。制作側にとっても、深夜番組で、煽らないならギリギリいいか、ぐらいのテンションです。そういう意味で、ここにきてゴールデン昇格というのは驚く部分もありますね」(制作会社スタッフ)

 過去には占いを悪用する詐欺事件も発生しており、この『突然ですが占ってもいいですか?』がそういった犯罪を助長する可能性も否定できない。そういった危険を含む番組をゴールデンタイムに押し上げるとは――。あるテレビ局関係者は、こう話す。