ファン歓喜の発表はあるのか。

 King & Prince・平野紫耀が主演するドラマ『クロサギ』(TBS系)が12月23日、いよいよ最終回を迎える。

「同名マンガが原作で、2006年にも山下智久主演で同じTBS金曜22時枠でドラマ化されており、彼の代表作の一つに挙げられるほど好評を博し、2008年には劇場版も製作されました。そのため当初、平野版については不安視されていたものの、フタを空けてみれば山下版とはまた違う味を出して、いい意味で予想を裏切り、ハマリ役となっている。コミカルとシリアスな演技の使い分けはお見事で、第9話で“育ての親”と決別するシーンでは、目に涙がどんどんたまっていく平野に、心を打たれた視聴者も多かった。放送後、ネット上では改めて『こんな逸材を手放すなんて信じられない!』と、ジャニーズ退所を惜しむ声が相次いで上がりました」(テレビ誌ライター)

 物語についても、山下版を手掛けた脚本が続投し、好評を呼んでいる。

「世帯視聴率では今のところ9話までの平均は7.36%。コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)もあまり高くないですが、金曜22時枠はテレ朝の『報道ステーション』や日テレの『金曜ロードショー』が強いこともあり、そこまで悪い数字ではない。むしろ見逃し配信のTVerでは、前代未聞の記録的ヒットとなっている『silent』(フジテレビ系)によって霞んでしまってはいますが、『silent』に次ぐ今期ドラマ2位の結果を見せており、支持されています。山下版はまだ原作が連載中だったため、父親の仇である御木本との決着が最後までつかなかったが、今回は原作が完結していることもあり、“完全版”を謳っているだけあって、第5話で御木本が退場。新たな敵が登場するなど山下版とはまったく違う展開になっていることから、『ただのリメイクでしょ』と思っていた層も引き付けられています」(同)

 そんななか、視聴者の頭の中が「?」になったのが、第9話の最後に流れた、最終回の予告映像の一コマだった。「最終回」「すべて終わる――」「衝撃のラストを見逃すな」という煽り文句が躍るなか、なぜか唐突に、椅子に座った平野とその肩に手をかける黒島の謎の新規写真が映し出されるという、不思議な予告映像になっていたのだ。