◆大奥

原作×脚本のタッグで期待大なのが、NHKドラマ10『大奥』(火曜夜10時~/1月10日スタート)。『きのう何食べた?』『西洋骨董洋菓子店』など数多くのヒット作を生み出してきた漫画家・よしながふみの『大奥』が原作で、過去にも連続ドラマ化、二宮和也・堺雅人を主演に映画化もされている人気シリーズです。脚本は、これまたヒット作の名手・森下佳子で、直近では『義母と娘のブルース』『ファーストペンギン!』が注目を集めました。

よしながふみ『大奥』
よしながふみ『大奥』 (ヤングアニマルコミックス/ 白泉社)
ときは江戸時代。若い男子のみがかかる奇病・赤面疱瘡(あかづらほうそう)が流行した影響で男の数が激減し、世の中を治める将軍は女性という男女逆転のパラレルワールドが舞台です。

つまり“大奥”は、女性の将軍に仕える3000人の男性が将軍の寵愛と権力を狙い、しのぎを削る秘密の園ということ。大奥誕生から大政奉還まで、3編を通して壮大に描かれるという今回のドラマですが、キャストの組み合わせも興味深いのです。

3代目将軍・徳川家光(堀田真由)×万里小路有功(福士蒼汰)、5代目将軍・徳川綱吉(仲里依紗)×右衛門佐(山本耕史)、8代目将軍・徳川吉宗(冨永愛)×水野祐之進(中島裕翔)。この豪華キャストで描かれる新しい『大奥』は、見ごたえ十分ではないでしょうか。