名作揃いだった2022年秋ドラマの“ロス”が徐々に癒えてきたと思ったら、早くも1月期の冬ドラマが続々はじまっています。毎クールのドラマチェックを欠かさない筆者が、2023年冬クール「外さなさそう! 観て損はない!」と思うドラマ6選をご紹介します。

◆100万回 言えばよかった

今期は恋愛ドラマが多くラインナップされている印象ですが、まずその中から気になる2作品をご紹介。どちらもキャスト×脚本家のコラボレーションにより良作になりそうです。

まずは『きのう何食べた?』シリーズ(テレビ東京系)などで知られる脚本家・安達奈緒子が描く完全オリジナルドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系、金曜夜10時~/1月13日スタート)。

『100万回 言えばよかった』
画像:TBS『100万回 言えばよかった』公式サイトより
運命だと思った相手を突然失い、その死が受け入れられない主人公・相馬悠依を井上真央が演じます。幽霊となって現世をさまよう相手役・鳥野直木に佐藤健、なぜかその幽霊・鳥野が見えてしまいふたりの運命に寄り添うこととなる刑事・魚住譲に松山ケンイチ、という3人を中心にラブストーリーが繰り広げられます。

はじめは「このキャストで幽霊もの…?」と思いましたが、公式ホームページに記載された次の一文から「これは観るしかない!」と思い直しました。

<“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えると共に、“その当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか”を改めて訴えかけるオリジナルストーリー。>

朝ドラ『おかえりモネ』で、丁寧な日常を描いた脚本家・安達奈緒子とこのキャストのタッグであれば、期待できそうです。