NiziUの曲目が「Make you happy」になったのは「みんな知ってる曲を歌ってほしい」という制作側の意図があるのかとも思えるが、その一方でPerfumeはファン以外には知名度のない曲になっているため、演出にしてもチグハグ感がある。Mrs. GREEN APPLEに至っては、今年の曲である「ケセラセラ」や「Magic」と昨年の曲「ダンスホール」に大きな知名度の差があるとは思えず、ファンは釈然としない部分がありそうだ。
また、別角度からの批判としては、特別企画で伝説のロックバンド「クイーン」がアダム・ランバートをボーカルに迎えて世界的名曲「Don’t Stop Me Now(ドント・ストップ・ミー・ナウ)」を披露するが、視聴者から「いつもの変な余興に時間使わずにクイーンにもっとやってもらったらいいのに」「クイーンが1曲だけっておかしいでしょ」といった指摘が散見される。出場ゼロになった旧ジャニーズ勢に代わって、若者層以外にはあまりなじみのないK-POP系グループが増加したことを疑問視する人も少なくないようだ。
今年は旧ジャニーズ勢が消えたことで演出や出場者選考に苦心した部分があるのだろうが、はたして老若男女に支持される『紅白』となるのだろうか。