なにわ男子は、幼少期から歌とダンスのスパルタ教育を受けて小学5年生の時に『青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ』(フジテレビ系)に出演したこともある大橋和也をはじめ、2019年の「ジャニーズJr.8・8祭り」で大橋と共に“歌選抜”に起用されていた高橋恭平、長い下積みで磨かれた確かな歌唱力と甘い歌声を持つ藤原丈一郎、低音の美しさに定評がある西畑大吾など、実は“歌うま”メンバーが少なくない。実際、なにわ男子はコンサートで生歌を披露しているが、ファンからは「生歌でも大きく音を外すことがほとんどない」「みんな生歌が安定してる」などと高評価されている。
それなのにデビューからテレビ出演時に「口パク」をずっと続けてきたのは、ジャニーズ事務所あるいは所属レーベル・J Stormの方針ではないかともいわれている。一説には「生歌でミスして評判を下げるより、口パクのほうがいい」といった理由があるのではないかとみられているが、むしろ現状では、せっかく歌がうまいメンバーがいるのに「どうせ口パクでしょ」と思われてイメージダウンになっている。
今回の生歌とみられるパートでも、高い歌唱力を発揮していたメンバーたち。もしこのまま生歌路線へと舵を切っていけば「いつも口パク」というグループのイメージを変えることができそうだが、事務所側はどんな方針をとるのだろうか。