そして、その予兆はすでに見え始めているという。

「宮崎駿監督の新作映画『君たちはどう生きるか』は、事前の宣伝は一切しない戦略ながら公開4日で興行収入21.4億円を記録する大ヒットとなっていますが、公開日の朝になって声優陣などが発表され、木村も名を連ねていたことに世間から驚きの声が上がりました。木村といえば、宮崎作品では『ハウルの動く城』で主人公の声を担当していましたが、今回の役は4、5番手くらいの役。クレジットには『特別出演』とあり、大物感を演出してはいましたが、宮崎作品とはいえ、以前のジャニーズ事務所だったら絶対に引き受けていなかったはずです。しかも、いわゆるカッコいいキャラではなく、ゲスいセリフや滑稽なシーンもある。木村が“一段降りてきた”印象を受けました」(芸能記者)

 織田は“主演俳優”の座から降りたことで俳優として再評価され始めているが、木村もそこに続くことになるだろうか。