「しかし、2018年に『SUITS/スーツ』で10年ぶりに月9復帰するも、視聴率は右肩下がり。なんとか全話平均2ケタを維持しましたが、2020年のシーズン2は、コロナ禍の影響で3カ月の放送休止期間があったこともあり、全話平均視聴率8.5%と低迷。その後は民放ドラマからしばらく遠ざかりました。3年ぶりの民放連ドラ出演となる今回、テレビ朝日のドラマ初出演ですが、30年ぶりに主演ではないというところも大きな話題で、過去の栄光を捨てて“脇役”として再出発した格好ですが、制作側が気を遣っているのか、主演の伊藤沙莉を食う存在感を見せており、『織田裕二が主演だと思ってた』という声も多数。コミカルな演技も流石で、変に若作りをすることもなく、おじさん執行官を好演しており、視聴者からも好評です。織田の魅力を再発見した人も多かったようですね」(芸能ライター)

 そんななか、織田と同じようなポジションに立たされているのが木村拓哉だ。

 これまで“視聴率男”の名を欲しいままにしてきた木村だが、昨年4月期のテレビ朝日系木曜ドラマ『未来への10カウント』は全話平均10.9%を記録。第3話と第4話では木村主演ドラマとしては初めて1ケタ視聴率を記録するなど低迷した。さらに、今年4月期のフジテレビ系月9ドラマ『風間公親―教場0―』が全話平均9.8%と、木村主演ドラマ史上初めて2ケタを割り、自己ワーストを更新する結果に。キムタク神話崩壊となり、「主演俳優」から転落の危機もささやかれている。