SBI証券は、金への投資をしたい人にとって、さまざまなメリットのある証券会社です。SBI証券の金関連投資商品のラインナップは多く、さまざまなニーズに応えられるようになっています。今回はSBI証券が金投資におすすめの理由とSBI証券の投資商品、目的別におすすめの投資商品について解説します。

金の投資にSBI証券を選ぶ3つの理由

(写真=PIXTA)

金に投資したい場合、ネット証券や貴金属会社を選ぶ人もいるのではないでしょうか。そんな中でSBI証券が他社と比べて金投資におすすめの理由は以下の3点です。

・純金積立の手数料が安い
・特定保管を採用しているため安心
・金の現物転換が可能

これらの理由について順番に解説します。

理由1:純金積立の手数料が安い

長期投資をする場合、特に手数料は重要視したいポイント。SBI証券は、純金積立の手数料が安いため、これから金投資を始めたい人には特におすすめです。現物の金に投資をしたい場合、投資方法の選択としては、金地金や金貨の購入、純金積立などがあります。なかでも純金積立は、毎月少額から始められるため、初心者にも始めやすい金の投資方法です。

SBI証券の純金積立は、毎月定額(1,000円以上1,000円単位)、または定量(1グラム以上1グラム単位)積み立てていく2種類の方法を提供しています。ネット証券やネット銀行が提供している4機関(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・住信SBIネット銀行)のなかでも、SBI証券の手数料率は2.16%(税込)と最も低くなっています。
※2020年11月13日現在の情報を基に記載しています

理由2:特定保管を採用しているため安心

SBI証券の純金積立は日本円で積み立てを行い、積み立て分の金(現物)をアメリカのニューヨークで保管しています。金を運営会社が預かる方法としては「特定保管」と「消費寄託」の2種類があります。

  • 特定保管
    運営会社の資金と積み立て分の金を完全に分けて保管する方法。

  • 消費預託
    顧客の積み立て分の金を借用して運用し、現物転換の要求があった場合にその数量分の金を調達して渡す方法。

消費寄託の場合、万が一運営会社が破綻してしまうとこれまで積み立てた金が回収できない可能性があります。SBI証券は、純金積立を提供している国内4機関の中で唯一、特定保管を採用。より安心して長期的に純金積立を行えます。

理由3:金の現物転換が可能

SBI証券は、純金積立で1キログラム以上から現物転換請求を行うことができます。現物転換は、特に子どもや孫に相続するときに便利な方法です。「長期的に資産として組み込んできた金を相続したい」という場合に対応しやすい点もSBI証券をおすすめする理由の一つとなります。

>>SBI証券の詳細をみる(公式サイト)

SBI証券で選択できる金の投資方法

SBI証券の魅力的な投資方法として主に純金積立について説明してきました。しかしSBI証券には、他にも金への投資方法が複数用意されています。SBI証券で選択できる金の投資方法についてその特徴、購入単位、手数料を比較しました。

投資方法 特徴 購入単位 手数料率(税込)
純金積立 少額投資で初心者
も始めやすい
定額:
1,000円以上
1,000円単位
定量:
1グラム以上
1グラム単位
2.2%
スポット取引 好きなタイミング
で金を購入できる
純金積立と同じ 純金積立と同じ
金ETF 保管場所を気にする
ことなく金に
投資できる
1株~
SPDRゴールド・
シェアの場合、
1株1万8,480円
(2020年
11月12日時点、
価格は日々変動)

【スタンダードプラン】
5万円まで55円
10万円まで99円

【アクティブプラン】
100万円まで0円

金関連の
投資信託
少額から金に
投資できる
三菱UFJ純金
ファンドの場合:
100円から
売買手数料、信託報酬
eワラント ハイリスク・
ハイリターン、
コール
(価格上昇で利益)
とプット
(価格下落で利益)
が選べるため
金価格の下落場面
でも収益が見込める
3,000円程度~
1ワラント1~
100円程度で
1,000ワラント
から売買可能
無料

SBI証券で提供している金関連の投資方法について順番に特徴やメリット・デメリットについて解説します。

純金積立

SBI証券の純金積立は、毎月設定した「一定金額」、または「一定数量」を上限として毎月前営業日で金額または数量を割った量について日々自動的に買付する仕組みです。現物の金は、1キログラム単位でニューヨークの現物保管場所で保管されています。現物転換請求して引き出す場合も1キログラムからです。

毎月の積み立てを金額で指定する場合は、1,000円以上1,000円単位、金の量で指定する場合は1グラム以上1グラム単位で指定できます。手数料は約定料金の2.2%です。また現物転換請求をする場合には、配送料も必要となります。定額積立は、ドル・コスト平均法となり長期運用をしていると発生する為替や価格変動リスクを分散することが期待できるため、初心者でも始めやすい投資方法の一つです。

スポット取引

スポット取引は、純金積立と同じ購入単位と手数料で自分の好きなタイミングと分量を指定して金の取引を行う投資方法です。「株価上昇などで金の価格が下がったタイミングで金を買い足したい」というニーズに合った投資方法と言えます。

金ETF

SBI証券では、金FTF商品をいくつか取り扱っています。金ETFとは、金を投資対象とする上場投資信託です。少額から投資が行え、現物の金を直接購入する投資に比べて金の保管場所を気にしなくて良い点、いつでも取引できる点にメリットがあります。金ETFは、現物の裏付けが「ある商品」「ない商品」の2つです。

万が一運用会社が倒産しても現物の裏付けがある金ETFのほうが資金を回収できるためおすすめです。SBI証券で取り扱いのある金ETFには、以下の種類があります。

国内・海外の別 金ETF商品名
海外ETF ・SPDR ゴールド シェア<GLD>
・SPDRR ゴールド ミニシェアーズ トラスト<GLDM>
・iシェアーズ ゴールド・トラスト<IAU>
・Direxion デイリー 金鉱株 ブル2倍 ETF<NUGT>
・Direxion デイリー 金鉱株 ベア2倍 ETF<DUST>
・ヴァンエック ベクトル 金鉱株ETF<GDX>
・ヴァンエック ベクトル ジュニア金鉱株 ETF<GDXJ>
国内ETF ・SPDRゴールド・シェア<1326>
・NEXT FUNDS金価格連動型上場投信<1328>
・純金上場信託(現物国内保管型)<1540>
・WisdomTree金上場投資信託<1672>

金ETF商品の手数料は、国内ETFの場合は国内株式、海外ETFの場合は海外株式の手数料に準じます。

金関連の投資信託

金関連の投資信託は、100円などかなりの少額から金に投資できる金融商品です。金そのものや金関連の金融商品を含めたり金価格に連動したりすることを目標としています。投資信託は、投資の専門家のファンドマネージャーが運用するため、投資する人は運用をプロに任せる形で投資ができ初心者にも利用しやすい点が特徴です。

コストとしては、保有している期間中に必要となる信託報酬と売買手数料の2種類あります。長期保有を考えている場合は、信託報酬の安さを比較して維持コストをできるだけかけないようにしましょう。SBI証券で取り扱っている金関連の投資信託は、以下の通りです。

委託会社名 投資信託名
三菱UFJ国際投信 ・三菱UFJ純金ファンド
三井住友トラスト・
アセットマネジメント
・ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)
・ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
ブラックロック・ジャパン ・iシェアーズゴールドインデックス・ファンド
(為替ヘッジあり)
・iシェアーズゴールドインデックス・ファンド
(為替ヘッジなし)
ピクテ投信投資顧問 ・ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
・ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
日興アセットマネジメント ・ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)
・ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)
ステート・ストリート・
グローバル・
アドバイザーズ
・ステートストリート・ゴールドファンド
(為替ヘッジあり)

三菱UFJ国際投信の「三菱UFJ純金ファンド」は、日本国内に保管される金の現物を裏付け資産としているため為替ヘッジは関係ありません。その他の金関連の投資信託はグローバル型なので為替ヘッジありとなしの2種類がある傾向です。

金関連のeワラント

eワラントとは、eワラント証券が発行するカバーワラントです。カバーワラントとは、対象資産を一定の権利行使日に権利行使価格と決済価格との間の差額を受け取れる権利を証券化したものです。満期まで保持して差額を受け取るか、途中売買で差益を得ることで利益を目指します。取引手数料無料で3,000円程度の少額から大きな投資効果が期待できるでしょう。

ハイリスクハイリーン商品ですが損失は投資金額の範囲内で追加の支払いは生じません。SBI証券で購入できる金関連のeワラントは、価格の上昇時に収益が見込める「コール」と価格の下落時に収益が見込める「プット」の2種類が用意されていて価格下落時にも収益が得られる点が大きな特徴です。eワラントは一定の期日になると満期を迎えるので長期投資には向きません。

短期的にハイリスクを取って大きな収益を目指す場合に選択する商品です。

>>SBI証券の詳細をみる(公式サイト)

目的別におすすめしたいSBI証券の金投資商品

SBI証券で選べる金関連の投資商品について見てきましたが具体的な商品の選び方は「何のために金に投資したいか」という目的によって異なります。そこで金への投資目的別におすすめの投資方法を一覧表にしました。

投資目的 おすすめの金投資商品
初心者で少額投資を希望(現物が欲しい) 純金積立、金ETF
初心者で少額投資を希望(現物にこだわらない) 金関連の投資信託
資産保全効果を期待 純金積立(現物転換)
短期間の投資運用 金ETF、eワラント
ハイリスク・ハイリターン eワラント
子どもや孫への分配 現物転換

投資目的ごとになぜこの金投資商品がおすすめなのかの理由について以降で解説します。

初心者で少額投資を希望(現物が欲しい):純金積立・金ETF

投資初心者で金に対して少額から投資を始めたい場合、将来的に金の現物を手元におくなら純金積立または金ETFがおすすめです。純金積立なら毎月最低1,000円から金ETFなら1株からコツコツと投資を続けることができます。

初心者で少額投資を希望(現物にこだわらない):金関連の投資信託

同じく投資初心者で、金の現物にこだわりがない場合や、現物の金の保管場所に困る場合は、金関連の投資信託がおすすめです。100円から投資ができるため、資産のポートフォリオにも組み入れやすく資産の安定化が期待できます。

資産保全効果を期待:純金積立(現物転換)

金へ投資することで資産保全効果を期待する場合は、純金積立がおすすめです。金地金を直接購入するよりも少額から投資可能で現物の裏付けがある純金積立なら現物転換で手元に金を所有することもできます。SBI証券では、サービスとして提供していませんが金貨の購入も少額から金に投資でき資産保全効果を期待できる投資手法の一つです。

ただし金貨は鋳造コストがかかる点がデメリット。また傷がつくと価値が下がって保管も難しいため、金の扱いに慣れていない場合は、純金積立のほうが扱いやすいでしょう。

短期間の投資運用:金ETF・eワラント

金へ短期投資をする場合は、金価格の上昇局面だけではなく下落局面でも収益が狙える投資商品を選択することを検討しましょう。この条件に当てはまる投資商品は、金先物取引や金鉱株、金ETFなどです。SBI証券の取扱商品の中では金ETFとeワラントがおすすめ。特にeワラントは、レバレッジを利かせた投資ができ期限がはっきりと決まっているため短期投資に向いています。

ハイリスク・ハイリターン:eワラント

金の投資でハイリスク・ハイリターンを目指す場合、SBI証券の取扱商品の中ではeワラントがおすすめです。eワラントは、3,000円からの少額投資でレバレッジをかけられ下落局面でも利益を狙えます。さらに損失が出た場合でも投資金額+手数料より大きな損失をこうむることがないため、損失が限定できる点も魅力です。

SBI証券では対応していませんが金の先物取引もレバレッジ投資ができる点は同じです。ただし損失によって追加の支払いが出る可能性があります。

子どもや孫への分配:現物転換

金は、不動産のように固定資産税がかかることもなく、いつでも換金できる点など相続しやすい資産です。利子や配当はありませんが株のように紙切れとなってしまう可能性もありません。子どもや孫へ財産を分配する目的で金に投資したい場合は、現物転換ができる金投資商品を選んでください。SBI証券の場合は、純金積立や一部の金ETF、金のスポット購入が対応しています。

>>SBI証券の詳細をみる(公式サイト)

目的をよく考えてから投資方法の選択をしよう

SBI証券は、金投資を始める初心者にも利用しやすく少額から金への投資ができるネット証券です。投資初心者で金への投資を検討している場合は、手数料が低く抑えられていて購入しやすく現物転換もできる純金積立から検討してみてはいかがでしょうか。現物にこだわらない場合は、金ETFや金関連の投資信託も少額からの投資が可能です。

どのような目的で金へ投資したいかによっておすすめの投資方法は変わってきます。何のために金へ投資したいのかを明確にしてから投資方法や投資商品を選ぶようにしましょう。

※2020年11月13日現在の情報をもとに執筆しています

文・藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。

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