その一方で「あの画像を見ただけで『太ってる人がバカにされてる!』なんて思わないよ」「ただの間違い探し的なネタに過剰に反応しすぎでは」といった擁護の声も少なからずあるが、ファンからも批判が起きるなど騒動は拡大している状況。SixTONESの田中樹が昨年、雑誌のインタビューで、女性の体型で「ちょっとくらいお肉がついててもいい」部位についての質問に対し「ない! ごめん、オレはまじで無理!」「体型も自己管理のひとつじゃん? そういうのができないんだなって思っちゃう」などとコメントし、ファンの過剰なダイエットにつながるのではと危惧されるなど物議を醸していたことも今回の“炎上”の遠因となっているようだ。
ジャニーズアイドルによる「容姿ネタ」は鬼門ともいえるもので、昨年7月にはSnow Manの向井康二がYouTube動画のクイズ企画で「邪馬台国の女王・卑弥呼の特技は?」という問題に対して、卑弥呼は美人だというイメージから「男を寄せつけないために一重(まぶた)にする」と回答し、これが炎上騒動に発展。向井はパッチリ二重の卑弥呼と一重の細い目になった卑弥呼の2バージョンのイラストを描き、メンバーたちも大爆笑していたが、これにネット上で「二重はモテる、一重はモテないってイジりは引く」「一重がコンプレックスの人にとってはすごくショック」などと批判が相次いだ。
SixTONESといえば、1月4日の横浜アリーナ公演を皮切りに全国ツアー『慣声の法則』が始まり、追加公演として4月に京セラドーム大阪と東京ドームでグループ初の単独ドーム公演が実施されることが発表されたばかり。メンバーのジェシーが「2023年は勝負の年」と語るなど大事な時期であるだけに、“公式”によるプロモーションで炎上騒動が起き、足を引っ張るようなことになるのは非常にもったいない。今後はこうした「容姿ネタ」への風当たりがさらに強まっていくと予想されるため、タレントを含めジャニーズ事務所は意識を変えていく必要がありそうだ。