これまでもSixTONESはCDリリースのたびにコラージュ画像を公開しており、初アルバム『1ST』発売の際は「KyoMONES」を名乗ってメンバー全員の顔が京本大我になっているジャケット写真を公開。2ndアルバム『CITY』では、タイトルを「Morimoto CITYntaro」としてメンバーたちの顔に森本慎太郎の顔をコラージュした画像を披露した。シングルでも同様のお遊びが展開され、特定のメンバーへのフォーカスが全員分コンプリートされると、メンバーたちが微妙に変化するコラージュに移行していた。

 今回も当初ファンは大喜びで「面白すぎ」「公式のこのセンス好き」などと好評だったのだが、10日夜ごろから風向きが変化。「ボディシェイミング(※体型に対する批判や侮辱)につながる」「2023年にもなって、体型をネタやジョークとして扱ったプロモーションが行われる地獄」「太る=面白いというネタをすることで誰かが傷つくって思わなかったの?」「スト担だけど、私は太ってるからすごく悲しくなって涙出たよ」などといった批判が続出し、一転して炎上状態になってしまった。

 世界的にルッキズムへの批判が強まっている中、人気アイドルグループのプロモーションで「体型ネタ」が使われたことに強い拒絶反応が起きたといえそうだ。折しも、韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM」のホ・ユンジンが9日に自作のソロ曲「I≠DOLL」を発表し、「アイドルはあなたたちが弄ぶための人形じゃない」「“太ったね” “ダイエットしないの?” “人に見られる仕事なのに”(と言われる) 内面は結局かすんで置いてけぼり」といった歌詞が話題に。こうした反ルッキズム的な潮流がK-POPで生まれていることと比較して、「意識の差に絶望的になる」といった意見もあがった。