ジャニーズ事務所の創設者である故ジャニー喜多川氏による性加害について、日本のメディアが“見て見ぬふり”をしてきたことも問題が長引いた原因の一つとされている。国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会もこの点を指摘しており、ジャニーズ事務所とメディアの関係性も変化しなくてはならないが、今回の写真流出記事削除の一件を見ると、そう簡単には変わらないということなのか。

「ジャニーズ側が明らかな圧力をかけなくとも、メディア側からの忖度が働くのは事実。様々な問題を抱えていてもなお、メディアにとってジャニーズは集客のための重要な存在であり、そして“利権”でもありますからね。週刊女性のWEB版が記事を上げたものの、社内の別のチームから横槍が入った可能性も高い」(メディア関係者)

 美 少年といえば、Aぇ!groupやHiHi Jetsと並んで、次なるメジャーデビュー候補と目されているグループ。そんな美 少年のスキャンダル記事削除の裏側に、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長の思惑が見え隠れしている。

「Aぇ!groupは『週刊文春』でも報じられていますが、メジャーデビューが内定し、いつどのような形で発表するのかを調整している状況。さらに、美 少年とHiHi Jetsとの“3グループ同時デビュー”あるいは“3グループ連続デビュー”の可能性も噂されています。