リングを下りた西山は、「負けてもうた。ローがめちゃくちゃ効いた。カットしてもダメだった。スネが弱いから」と言って一瞬顔を歪めた。仲間から「向こうも強かった。認めるとこは認めないとね」と言われると、西山は納得したような表情に。集中攻撃を受けた左足のスネが大きく腫れ上がっており、「折れてるかも」「氷で冷やした方がいいよ」などの心配の声も飛び交う。暗いムードにしたくなかったのだろう、西山は「診断書をもらって傷害で訴えるしかないな」と冗談を言って周囲を笑わせ、その後はポーカーフェイスを貫いた。

――戦い終えた感想は?

西山:試合だから勝ち負けがあるのは仕方がないことです。まあでも2ラウンドフルで戦えたのは良かったかな。

――格闘技を続ける意思は?

西山:ありますよ。格闘技が面白くなってきたので、ケガが治ってから、続けられたらと思ってます。

――負けたとはいえ、ある程度、気持ちはさっぱりしましたか?

西山:そうですね。あとは向こうがグチグチ言わないことを祈るだけです。

――きっと、それはないと思いますよ。

西山:そう信じたいですね。