また、明らかにおかしな票が入ることも少なくありません。ベストナインは記者投票で決まりますが、昨年は三冠王の村上が満票を逃したため、“記名制にすべき”との批判が殺到。2017年の新人王投票では、打率0.237、7本塁打、38打点の大山悠輔(阪神)への投票数が、2ケタ勝利を上げた濱口遥大(DeNA)をはるかに上回り、これには虎ファンからも疑問の声が寄せられました」(フリー野球記者)
こうなると今年は「阪神vs岡本和真」の戦いとなりそうだが、場合によっては“史上初”の記録が生まれそうだ。
「阪神内では村上、近本、大山、岩崎あたりが候補ですが、村上は新人王の権利もあり、こちらはほぼ確定。もし新人王とMVPの同時受賞となれば、セ・リーグでは史上初です。ただ、先に述べたようにMVPは記者投票なので、『村上は新人王が取れるから……』という“邪念”が働き、投票に影響が出る可能性も。阪神の選手への票が割れた結果、岡本がスルッと1位になるパターンも十分あるでしょう」(同上)
阪神ファンの総意としては、MVPは岡田監督か。